建設現場で積載型トラッククレーンやクレーン付ドラグショベルを使用して吊り荷を取り扱うケースは多いと思いますが、それらの重機を使用するような現場の作業に従事する時に必要な資格として「小型移動式クレーン運転技能講習」と「玉掛け技能講習」という2種類の技能講習があります。
どちらも積載型トラッククレーンやクレーン付ドラグショベルを使用する現場の作業に従事する際のに必要な資格ですが小型移動式クレーン運転技能講習と玉掛け技能講習の違いを解説していきます。
小型移動式クレーンと玉掛けの違い
小型移動式クレーン運転技能講習と玉掛け技能講習の違いは、吊り荷を小型移動式クレーンを運転することで移動・運搬するための資格なのか、吊り荷を小型移動式クレーンのフックに掛ける・取り外す作業をする為の資格なのか、という違いがあります。
小型移動式クレーン運転技能講習
小型移動式クレーン運転技能講習は、吊り荷を動力を用いて吊り上げ、水平に運搬することを目的とする機械装置である移動式クレーンの中でもつり上げ荷重が5トン未満の移動式クレーンの運転業務を行う際に必要な資格となります。
玉掛け技能講習
玉掛け技能講習は、移動式クレーンなどのフックへ吊り荷を掛ける作業・取り外す作業や、ワイヤロープなどの吊り荷を吊り上げる為の準備などの業務に従事する際に必要な資格となります。
つまり小型移動式クレーンは吊り荷を小型移動式クレーンを運転することで移動・運搬するための資格であり、玉掛け技能講習は吊り荷を移動式クレーンなどに掛ける・取り外す作業をするための資格となります。
小型移動式クレーン運転技能講習と玉掛け技能講習はどちらも必要
ここまで見て頂いてわかるように、ユニック車などを使用する建設現場などでは小型移動式クレーンを運転する業務も、吊り荷をフックに掛ける作業もどちらも行う事が多く、小型移動式クレーン運転技能講習も玉掛け技能講習もどちらも必要になります。
その為、同じ月や同じ教習所に通い2つの資格を取得する事を視野に入れられる方も非常に多くいらっしゃいます。
違いを理解したきっかけにどちらの作業にも従事できるよう小型移動式クレーン運転技能講習と玉掛け技能講習の2つを取得してみてはいかがでしょうか。
下関トレーニングセンターでは小型移動式クレーン運転技能講習も玉掛け技能講習もどちらも受講が可能となっています。
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